これは、なんで納めたくない税金を納めるのに、有休とったりしてまで努力を
せにゃあかんのか、欲しいなら欲しい奴が頭下げに来て取りにこい、
という激しい怒りを持ちつつも、納めないととんでもないことになるという
小心者の切ない気持ちを描いたストーリーである(ここで麻倉未稀の『ヒーロー』が流れる♪)。
住民票の取得 | → | 管理会社へ車庫証明関連書類申請 | → | 必要書類の取得 | → | 所轄警察署に関係書類を提出 | → | 車庫証明の取得 | → | 車検証変更手続き | → | 納税手続き | → | 手続完了 | |
■は処理済
■は未処理 ■は保留中(というか、今となっては保留したマンマ) |
おととし(2001年)に引っ越しを完了して、各種手続きはすべてすませていた(つもり)
であった私は、今年も自動車税の通知書を、ぜんぜん心待ちにはしていなかったが
待つ時期にきたことはなんとなく感じていた。
職場のM氏(元H自動車勤務)も「納税の時期」と言うて久しく、
彼がすでに納税を終えたときにも、私のもとには納税書がこないのである。
今年から払わなくていいのかしら?
M氏から「住所変更出したの?」と言われる。う〜ん、そういえば免許証は
変更したのをおぼえているが、言われてみれば、変えた記憶はない。
車庫証明はなんかしたような気もするが、それはずっと昔の記憶の錯誤なのか…?
その晩、気になって車検証を見ると、やはり旧住所のまま。むぅ…
免許証の住所変更に準じて、こういう書類も変更しろよ、
だから縦割行政は嫌なんだよ、
とブツブツ腹立たしく思いながらも、車の達人M氏に教わりながら、
自力による住所変更、納税への道を歩むこととなるのであった。
とりあえず住民票は必要らしいので、朝早くから市役所に行くことを決意。
どうせある程度休みをとらなければならないので、遅刻は覚悟で8時半に
A市役所に向かう。
平日の市役所といえど、さすがに早朝8時半はガラガラであった。
住民票の申請はピンク色の紙に記入したものを窓口に提出ということらしい。
ピンクの紙に必要事項を書くも、押印欄があるではないか。
「しまった、ハンコ忘れた」
と思うが「ま、こんなもんはどうにでもなる。免許証で大丈夫」と開き直る。
私が受付窓口におもむくと、官職恒例の「朝礼」の真っ最中であった。
しかし、近くにいたキレイなおね〜さんがやってきて応対してくれた。
「住民票のお申し込みですか?」
「あ、はい。お願いします」
「ご本人様でよろしいですか?」
「はい、本人です」
「えっと、こちらにご捺印いただきたいのですが、ハンコはおもちですか?」
「すみません、ちょっと持ってくるの忘れてしまって…」
「それでは、免許証か何か身分証明になるものが御座いますか?」
それきた!カードケースから免許証を取り出し、おね〜さんに手渡した。
おね〜さんは手際よく記入箇所を確認してから、
「はい、ありがとうございます。こちらの番号札をお持ちになってお待ちください」
と笑顔で対応。すばらし〜。朝からハッピー。
番号札2を持ちながら、5分程度待っていた。すぐに呼び出しされる。
まぁたかだか1枚印刷するだけである。
データ検索時間もふくめて、レーザープリンタで出力すれば、ものの1分だろう。
受付にルンルンで行くと、おね〜さんはいなかった。
変わりに暑そうなオヂサンが鎮座していた。
ショックはデカい。
「はい、こちら200円ね〜」
前は150円だったのに…とか、おね〜さんだったらそんなこと気にもしなかったはずの
些末な事象が、私の心に重くのしかかってくる。
さっきまで保たれていた心の潤いが、一気に乾燥してしまった。
ま、とりあえず。まずは住民票はゲットである。
昼間のうちにわがアパートの管理会社であるD建託にTELをして、
車庫証明の必要書類を出してもらうようにお願いした。
「はい、保管場所使用承諾証明書の発行ですね?」
「あ〜それそれ、たぶんそれ」
「発行には3,000円の手数料を頂戴いたしますが、よろしいですか?」
よろしいですか言うてもアンタ、それなきゃど〜しよ〜もなかんべ。
「はい、まぁ仕方がないですよね」
「それでは、次の振込先にご入金されたのを確認後に、こちらからご郵送させていただきます」
口座番号を聞き、電話を切る。
3,000円ねぇ。ぼるねぇ。まぁそうやって商売するのね。
そこはそこ諦めて、とりあえずお願いすることにした。
ケータイからネットバンキング経由の振り込みをしようと思ったが、
電波状態が悪いので、とりあえずやめておくことにした。
今思えば、これはこれで正解であったかもしれない…
某会の幹事にさせられてしまったため、今日の某会に出席を余儀なくされてしまった私。
ならばと、ついでにF警察署に寄り、車庫証明のための書類を取得することにした。
警察署の駐車場は数少なく、もういっぱいだったので、路中することにした。
さりとて私も警察前に路中できるほどキモは座ってないので、
裏手の公園に駐車することにした。公園はパーク、駐車場はパーキング。
パークにパーキングするんだから問題あるまい。
おそらく。
しかしそこは小心者らしく、ハザードをつけて「停車中」にすることにした。
正面に回って警察に入る。右手に受付があるが、一応左右を見渡すと
左手に「車庫証明」というコーナーがある。やはりこの手の奴は専門窓口があったか。
しかし人が嫌に多い。そんなに駐車スペースを求める人が何人もいるのか。
まぁ車を買い換えたら発生する作業だから、仕方ないかもしれない。
まったく難儀な世の中である。
多くの人がカウンタ前にあるシートに腰掛けている。並んでいる人はいない。
銀行のような番号札発行機もない。
急いでいたので、受付のオヂサンに「あの〜、車庫証明の書類欲しいんですけど」
と聞いてみる。
「持ち家ですか、アパート、貸し駐車場?」
「アパートです」
「あ〜、それじゃココの書類ね、保管場所使用承諾証明書。大家さんに書いてもらうか、
契約書があればそれでもいいですよ」
な、な、なにぃ!?
契約書でもいいって!? 賃貸契約書だろ??
「契約書でもいいんですか?」
「いいですよ。書いてあるでしょ。コピーを添えて提出してくれればいいですよ」
ななな、なんと、そ〜だったのか!!
不動産屋がそんなこと知らないはずはない。
ってことは、あの3,000円というのはボリボリではないか。
まったくもって商売が上手いというかエゲツないというか。
書類をもらって車に乗り、とはいえホントに契約書でいいのか確認しようと思ったが、
とりあえず某会会場に向かうのが最優先なので、夜確認することにした。
さてはて、やっと某会が終わって帰ってこれたので、
車庫証明の様式確認をすることにした。
まずは複写式の用紙が1セット。これは車検証にある記述を写す自動車保管場所証明申込書である。
車台番号などを記入する欄がある紙だ。ここはあとで車検証を見ながら書こう。
2枚目が、問題の保管場所使用承諾証明書である。
これを、不動産屋から3,000円で買うか、ホントに契約書でこと足りるかである。
まずは賃貸契約書を見ることにした。
第20条に、駐車場に関する記述がある。おぉナイス。
しかし、駐車場所に関する部分の欄は空欄で、駐車料○○円払えとか、
そういう記述だけはしっかり記入されている。むぅキタネェ。
さすがにココだけ手書きしたら不正行為だろうし、他の記入部分が印字なのに
なぜここだけ手書きなのかっていうのがアヤシサ倍増になってしまうので、
ここの手書きはNGである。
しかし、こういう場合は実際どうすればいいのだろうか。
車庫証明の書類には記入説明書が付いていて、これを読んでみた。
とりあえず借りている駐車場については、以下のいずれかの書類が必要であると
書かれていた。
今日はM氏に職場で、とあるペーパーを一枚手渡された。
その紙は「自動車税についてのお願いとお知らせ」というものであった。
納税通知書に入ってる紙のようだ。
で、その紙の7番のところに付箋紙が貼ってあった。
今日は早朝から保管場所使用許諾証明書の提出のためにF警察署に向かう。
多摩川を越えるのがエグそうかと思いきや、実はそれほどでもなかったのがよかった。
ちょっと早めに出たら警察署前に8時40分。9時からかなぁ…
と思いながら警察署前でハザード点けて停車していたら、
警察署から民間人らしき人が出てくるのを目撃。なに、もうやっているぞな?
市役所と同じで8時30分から開くのだろうか、よくわからんが、
車は警察署裏の公園にまたまた停車しておくことに。
もちろんハザードランプ点灯させておく。
署内に入ると、さすがに人が少ない。
しかし車庫証明の窓口にはすでに数人いた。
「すんません、保管場所使用許諾証明書の申請をお願いしたいのですが」
「はい、それじゃ書類を見せてください」
「保管場所使用承諾証明書は、駐車場の契約書でもいいっていうことだったので、
こちらを添付しました」
こちらというのは『賃貸契約書(のコピー)』、『家賃支払申込書(D建託カードなるものを
作らされ、そこから引き落とすと言われたので、そのときの申込書)』、
『カード明細書(最新の家賃引き落とし状況)』の3点である。
これらに蛍光ペンでマーキングし、赤ボールペンでそれぞれの書類にある重要で
相関関係のある場所にコメントを入れておいた。
「契約書はねぇ〜、コピーじゃないとダメだよ」
「ええ、コピーですよ」
蛍光ペンでマークしてるんやから、コピーやないけ。見ればわかるやろ。
「原本だと、なくしたら困るでしょ?」
だからコピーでんがな…
「コピーです。それで、ここんとこに、駐車場番号が入ってます」
「あ〜、これね、No.103ね」
「そうです。契約書の本文中は空欄なんですけど、この契約書の上の枠に書かれている
番号で確かに契約しています。それで、一緒に添付した書類が、
この契約書を補完するその他の書類です。これを見て頂ければ、ちゃんと契約して
支払いも行われてるのがわかるようにしてみました」
「そうですか。じゃあ掛けてお待ちください」
見てるんだか見てないんだかわからんが、とにかく審査してもらって
受領してもらうまで待つしかない。
警察署なんて滅多に来ないので、待ってる間にちょっとキョロキョロしてみた。
道路使用許可窓口とか、忘れ物、落とし物窓口、手数料・会計窓口などなどがあるらしい。
ちょっと奥まった方向には、いくつか部屋があるが、文字が小さくて見えなかった。
「交通事故」とか書いてあったので、事故関連の部門なのだろうか。
と、車庫証明の受付のオヂサンがいきなり
「白装束集団の一斉家宅捜索って、
3台の車の車庫証明の公文書不実記録だってね〜」
「あ〜、そうらしいね」
う〜む、一応業界的に気になっているらしい。
そのことをちょっと深く突っ込んでみたかったのだが(「たかが車3台の車庫証明
記載違反で全国一斉家宅捜査なんてアリ?」とか…)、
小心者はそんな勇気はなかったので、
おとなしく待っていた。
10分くらい待っただろうか。
「はい、それじゃこの書類を、あっちの会計に持ってって、手数料払ってね」
手数料2,000円ねぇ。いい金額だよ。
「は〜い、お世話さまでした〜」
「受け取りは16日だから、そのときにこの紙(領収書)を持ってきてくださいね」
「えっと、車検証の住所変更のときに必要な書類って、16日に来れば貰えるんですよね?」
「車庫証明ね。そうですよ」
「わかりました」
ということで、2,000円払いに対面の手数料・会計窓口に向かう。
「はい、2,000円ですね」
「じゃあ、10,000円で…」
「8,000円ね、お返し」
さすがお役所。おつりの渡し方も返事も、まったく営業的ではない。
一般の商店なら、確実に潰れているような応対。さすがは天下の警察屋さんだなぁ。
「16日に出来ますので、それ以降に取りにきてください」
「えっと、そんときに車庫証明申請用の証紙代500円を用意するってことですかね?」
さらに金取るしな…さすが天下の(以下略)。
「そうですね。あとハンコも」
「認印でいいんですよね?」
「そうです」
さてさて、あとは車庫証明を出してもらって、いよいよ陸運だなぁ〜。
家に帰り着くと、納税通知書が届いていた。
数日前に通知書が届いてないよ〜んハガキを出したから、
おかげさまで納税通知書は届くことになった。
でも、納期は6月3日までらしい。ってことは、
来週どっちにしても陸運に行くから、そこで払ってきてもいいのかなって
思ったりもする。まぁ郵便局に行くのも変わりないから、
どっちでもいいんだけどね。
今日は公休。
いよいよ、きたるべき時、というヤツである。
手順としては、保管場所証明書(車庫証明)の発行、
車検証住所変更、納税である。
午前10時。
目覚めの1時間後であったが、シャワーを浴びてからF警察署に出頭する。
警察署も、午前中は空いていた。
しかし車庫証明にはすでに1人居るではないか。
しかも、おねえさん。
前回の領収書をカウンターの(前と同じ)オヂサンに渡す。
「はい、じゃあ掛けて待っててくださいね」
また待たされるらしい。
となりのかわいいおねーさんは、カウンターのオヂサンと顔なじみらしい。
Tシャツのバックプリントには「Net's TOYOTA」。トヨタの営業のおねいさんらしい。
「Aさんは御元気ですか?」
急にカウンタのおぢさんが、おねいさんに語りかけた。
おねいさんも呼応する。「A主任、元気ですよ。H村ではA主任と言えば知らない人はいないみたいですね〜」
う〜む、ワケワカメな会話をしている。たぶんTOYOTA H村営業所の上司か誰かのことだろうか。
やはり営業サンともなると、交通課の警察屋さんとは仲良くなれるものらしい。
待っている間にも、また一人男性が車庫証明カウンタに現れた。
思いっきりツナギである。バックプリントはSUZUKIと書かれていた。
「はい、じゃあコレ持って、向こうでお金払ってください」
きたきた。また献金ですか…ことあるごとに金を取るわけですな。
税金で運営してくれよ…と思いつつも、小市民である私はおとなしく500円支払いに行く。
ふたたび車庫証明カウンタまで来ると、自動車保管場所証明申請書(運輸支局長提出用)、
自動車保管場所標章交付申請書(本人保管用)
と保管場所標章(シール)、そして納入通知書兼領収証書が渡された。
さて、これからH陸運局である。
いよいよオーラス恋人選びである
(このギャグがわかると年代もわかる)。
H陸運、正式名称は関東運輸局東京運輸支局八王子自動車検査登録事務所
(伏せてないぢゃん…)にやってきた。
どこに行けばわからんので、
とりあえず「ナンバーセンター」と書かれた建物に入る。
ナンバーのセンターだから、間違いなかろう。
入ってすぐ右側に「総合窓口」なるものがあった。
顔を向けるとカウンタのおねいさんが「どうぞ〜」と言うので、そちらに向かった。
「車検証の住所変更をしたいのですが」
「はい、それでは車検証と住民票と車庫証明書をお願いします」
へっへっへ。抜かりはない。すべて用意してあるのだ。
M氏から伝授されたとおり、認印も用意してある(これは車庫証明書発行時にも必要)。
「書類ですが、すべて記入済みの様式書類が1,920円でお売りしております」
「せ、せ、せ、1,920円ですかぁ〜!?」
「1,920円です。手書きも可能ですが、どちらになさいますか?」
チカゲちゃんに魂売る気はサラサラないので、当然「手書きしますっ!」
「それでは、書類代として380円頂きます」
380円をキッチリ支払う。
「なんか記入の見本みたいのがあるんですよね?」
「はい、ございます。お隣の建物でお書きになって、2番の受付までお持ちください」
きっと、そこに見本があるに違いない。まぁとりあえず書いてみるべ。
ここまで来たら最後まで自分でやるのも面白いだろう。いい経験だし。
というわけで、お隣の建物に向かう。
八王子自動車登録検査事務所という建物がすぐ脇にある。
なるほど、ここがメインの建物なのかな。車検のときには、
まずこの建物に来るということだろう。
建物にはA〜Dの番号が振ってあり、おそらく車検を行う場合にはこの順番で回るのだろう。
Aは事務所、Bは駐車場を挟んで向かいにある大きな向上っぽい感じの建物。
あそこでまさに車検が実施されるのであろう。
入口に一番近い側の建物Cで、自動車税に関する処理を行っているくさい。
Dが最初に入ったナンバーセンターで、ここでナンバープレートの発給を受けたり
するのだろう、おそらく。
書類提出、実際の車検、税金、ナンバープレート発給という一連手順が、
A〜Dに表されている、という気がする。
こう考えると、Bの建物で行われる内容のコツさえつかめれば、
確かに1日ユーザー車検が可能っぽい。一度やってみるのも面白いかもしれない。
さてAの建物に入ると、すぐさま正面に銀行郵便局市役所のような書類執筆用の立ちデスクが見えた。
きっと「ここで書け」という意味に違いない。
といわけで、ここで書くことに。
市役所のように記入例がテーブルのアクリル板の下にはさまれているので、
これをもとに作成。まずはOCRの第2号様式申請書を書くことに。
テーブルのサンプルはどうやら新規登録のようである。
私は変更なので変更のマークをしたり、あとは必要箇所と思われるところを適宜
埋めていった。基本的には車検証を見ればすべて書ける。
次に、自動車税・自動車取得税申告書(報告書)を書く。
こちらはカーボンコピータイプの用紙になっている。
OCR用紙と違い、こちらは書きミスは許されない。慎重に記入する。
住所コードとやらは、テーブルの上にプラカードに挟まれたコード表があるので、
これを見れば良い。それ以外は車検証の項目を丸写しである。
購入時の金額とかいうのがあったが、これはもう忘れたし、
どう関係があるのか不明だったので、記入しなかった(後から思ったが、
新規購入の場合に書く欄くさい)。
最後に、手数料納付書である。
印紙はDの建物でおねえさんが貼ってくれていたので、
「変更」の部分を黒く塗りつぶし、名前とナンバーを書いた。
さて、いよいよ提出である。
2番の窓口に向かう。おぢさんに「お願いします」と言って書類を渡した。
「はいはい…」
書類を眺めて、記入欄などのミスを探しているようだ。
「変更ですよね?」
「はい、そうです」
「住所だけですか?」
「では、名前の部分はいりませんね…」
OCRのエンピツ書きの一部をゴシゴシ削られた。
「名前変わってませんよね?」
「ええ」
「それと…」
今度は別の書類を出された。
「こっちの書類ですが、ここにナンバー書いてくださいね」
手数料納付書の左上にナンバー書き忘れていた。
「あと、印鑑ありますか?」
「あ、はいはい」
実は、「あ、ハンコ車にあります」言うて車に戻って書類一式をデジカメで
撮影しようと思っていたので、あえてハンコは押さなかったのだ。
ただ、面倒くさかったので、ハンコを押してから、思いっきり言うてみた。
「こういうのって、あんまり個人でやならないから、
記録としてコピーとりたいんですけど、可能ですか?」
「あ〜、そうですよね〜。いいですよ。隣のDの建物にコピーがありますから、
そちらでコピーを取られてはいかがでしょう?」
おぉ〜。
「ありがとうございます」
とりあえず建物を出る。コピーはアホくさいので(紙で残すつもりもない)、
やっぱり車に戻ってデジカメで撮影。
撮り終えてから、再びAの建物、2番カウンタに向かう。
「すみません、お願いします」
ふたたび書類に目を通す。
「大丈夫ですね」
書類審査はあっけなく終了。
「お掛けになってお待ちください」
椅子に掛けて待っていた。役所だからかなり待たされるのかと思ったら、
4〜5分で出てきた。
名前が呼ばれた。
あれ、さっきのオヂサンじゃなくて、別の窓口のおねえさんが言うている。
「あ、はいはい」
「コレが新しい車検証です。こっちの書類は、Cの建物でお願いします」
新しい車検証
(複写式の複写用紙と本チャンの車検証がくっついている状態)
と一緒に、自動車税の書類も渡された。
自動車税の関連はCの建物に集約されているということらしい。
とりあえず、これで車検証の住所変更は完了である。
最後に、自動車税をチカゲに納めて終わりである。
車検証と申告書を持ってCの建物に行く。
納税関連の受付に前に行くと、くっちゃべってるおねえさん達がいた。話が終わったらしく、
「あ、すみません」と言いながらおねえさん(ただし左手薬指にきらめくものがあった)が書類を受け取った。
「えっと、こちらは車検証ですね」
「はい」
「上の白い紙は複写になってますから、はやく取られた方がよいですよ。下の車検証が汚れてしまいますから」
確かに複写になっている。さっそく取り外した。
「住所のみの御変更でしょうか?」
「はい、そうです」
「そうしましたら、こちらの旧住所の欄に、前のご住所をお書きください」
前の住所も忘れちゃうんだよねぇ…でもまだ1年半なので、かろうじて憶えていた。
「自動車税の支払いはこちらで可能ですか?」
「可能です。納税通知書の方は届いておりますか?」
「すみません、住所変更後に車検証の住所を変更し忘れてて今したばっかりなので、
もしかしたら昔の住所に行ってしまって不達かもしれません」
実は納税通知書を改めて送付してもらったものがクルマにあったのだが、
取りに行くのが面倒くさいので、今ここで出してもらうことにしてしまった。
「では、こちらをお書きください」
小さな用紙であった。
「あ、名前とナンバーだけで結構ですよ」
書いた紙キレをおねえさんに渡した。
その紙キレが、おねえさんから、思いっ切り隣のおにいさんに渡された。
「それでは、あちらの窓口で納税通知書をお受け取りください」
「ありがとうございます」
「ご苦労様でした〜」
一番お役所らしからぬ、お姉さんの満面の笑顔と親切な対応が印象的であった。
隣の窓口のおにいさんが、何やら入力している。
すると、ジーカタタと機械から、見慣れた納税通知書が出てきた。
「お待たせしました。こちらを持って、3番の窓口でお支払いください」
3番の窓口は、L字型になったすぐ隣のカウンタであった。
ちょっと質量がありそうなおねえさん(?)に、納税通知書を渡した。
よ〜く見ると、「みずほ銀行」のバッチをしている。
東京都が口座を持つ、御用達の銀行らしい。
「39,500円ですね」
相変わらず高額である。なんで毎年こんなに払わなければならんのか…
と、郵便局で振り込んでも運輸局で直接振り込んでも、ボヤキは同じである。
しかしそこは小心者の私は何も言えず、
おとなしく39,500円支払うのであった。
「はい、おつり500円です」
終わった…
すべて終了である(このあたりで、ふたたび麻倉未稀の『ヒーロー』が流れる♪)。
長い道のりであった…
しかし、ある意味では、この程度の作業量で何千円も取るクルマ屋が
いるというのが、なかなかオイシイ仕事であるような気もしないでもない。
とはいえ、多くの人は時間的制約を、その何千円で買うわけであって、
いちいち平日に休みを取ったり、何度も警察や運輸局に出向くような手間を
かけたくないという意味では、安いものかもしれない。
実際その意見はまったく同調できる。
でも、結構自分でやってもできるもんだなぁと思うと、
とりあえず一度は、試してみたらどう?とか思ってしまうわけであった。
でも車検は怖いから嫌だな…クルマに関しては自分は最も信用ならん…
かかった費用 | |
---|---|
住民票(移転履歴が記載されているもの) | 200円 |
自動車保管場所標章交付申請手数料 | 2,000円 |
自動車保管場所証明書発行手数料 | 500円 |
OCR等申請書一式 | 380円 |
自動車税 | 39,500円 |
合計 | 42,580円 |
かかるはずだったが回避できたコスト | |
保管場所使用許諾証明書(不動産屋が出す書類) | 3,000円 |
OCR等書類代筆 | 1,920円 |
合計 | 4,920円 |